スマートフォンには、デジタルガジェットとして以上に、ケータイ(携帯電話)としての存在感もある。ガジェットならより「ツール」という感覚が強い一方で、ケータイはツールと言うより、日々の生活に必須の「相棒」という位置づけで利用しているユーザーも多い。常にポケットに入っている存在だけに、ツール的なメリットだけではなかなか手になじみにくい存在ともいえる。
この座談会の前半では、メンバーにどんな経緯でスマートフォンを使い始めたか、またどのようにスマートフォンを愛用しているのかについて聞いてきた。今回はより具体的に、いつも使っているアプリやソフトの入手方法などを含めて、スマートフォンユーザーのポケットの中で何が起きているのかを探っていきたい。
【座談会参加者】(本文中敬称略、プロフィールは前編にて)
柴田 スマートフォンならではの良さとして、ユーザーのアプリの選び方によって、使い方や機能のバラエティが広がる点があります。皆さんは、それぞれのプラットフォームでどんなアプリをよく使っていますか?
松村 iPhoneに入っている標準アプリケーションは、どれもよく使っています。電話帳、カレンダー、メールは、生活や仕事のインフラになっていますね。次いでTwitterアプリとして「echofon」や「foursquare」、そして「Evernote」は手放せないアプリになってきました。
石井 私もTwitterアプリは非常によく使います。そしてRSSリーダや標準のマップ、「COOKPAD」、そして何より「Evernote」です。また、公私ともにお世話になっているアプリで、iPhoneのカメラから書類をEvernoteにキャプチャするアプリとして「JotNot Scanner」も利用しています。これでスキャナがなくても、紙のデータをEvernoteに入れることができるようになりました。
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