[レビュー]VGAで動画が撮れる!ボールペン型カメラ--サンコー「VIDEO PEN VGA 4GB」

サンコー
VOPSLV4G
詳細:エレクトロニクス / サンコー / 価格:¥ 6,979 / 外形寸法 (H×W×D):0.0cm × 0.0cm × 0.0cm / 重量:0.0 kg
内容:サンコーが発売している「VIDEO PEN VGA 4GB」は、録画機能を内蔵したボールペンだ。ペンのクリップの根元部分にカメラホールが設けられており、AVI形式の音声付動画を撮影することができるという、スパイ御用達のシロモノだ。

VGA解像度で録画可能なボールペン型カメラ

 本製品は、従来品の「VIDEO PEN 4GB」の解像度をVGA(640×480ドット)にアップさせた高画質モデルという位置づけの製品だ。ボールペンそっくりの外観でAVI形式の動画が撮れるという、まさにスパイ御用達といった一品である。すでに新製品のスリムタイプ「SLIM VIDEO PEN VOPSLM4G」も登場している。今回は通常サイズのこちらの製品を見ていくことにしよう。

 本体の形状は、一般的なボールペンそのまま。ただしUSBコネクタを内蔵する関係上、直径は1.5cmとやや太め。また、重量も約40gとどっしりしているため、日常的にボールペンとして使うのは厳しそうだ。

 使い始めるにあたっては、まず充電をする必要がある。本体をねじると中央部で2つに外れ、USBコネクタが現れるので、PCなどのUSBポートに接続して充電する。フル充電にはおよそ2時間ほどかかる。

  • 製品本体。実売価格は6980円と、4GバイトのUSBメモリの価格+VGAの動画撮影が可能なカメラの価格であることを考えるとかなりリーズナブルだ。ペンはキャップ式ではなく、本体をひねって先端を露出させるタイプ

  • 一般的なペン(下)との比較。USBコネクタを内蔵している関係で本体は太め

  • 本体をひねるとUSBコネクタが出現する

  • クリップ部の根元に、直径2ミリ程度のカメラホールを備える

 充電が完了すると録画が可能になる。本製品のカメラホールは、クリップ部のちょうど根元に位置しているので、ボールペンを胸ポケットに挿すと、カメラホールが自動的に相手の側を向く形になる。遠目に見ると、この穴の存在はほとんど分からない。

  • 矢印部分がカメラホール。ちなみにカメラホール直下のクリップ部は、使い始めてすぐに塗装がはげてしまうなど、品質についてはやや疑問が残る

 録画スタートは、ペンのお尻の位置にあるボタンを長押しする。この長押しによって電源投入→録画開始をまとめてできる格好だ。電源投入から録画開始までが1つの動作で行えるこのギミックは、すばやく録画を開始したい時には非常に便利だ。

 もう一度ボタンを押すと、録画を停止できる。電源をオフにするには長押しをすると良い。また、録画停止状態が1分間続くと、自動的に電源がオフになる。それほど長時間バッテリが持つわけではない(公称約2時間)ので、こうした配慮はありがたい。

 なお、本製品にはファインダーがなく、録画/停止といったステータスは、カメラホールのちょうど真裏に設けられたLEDによってのみ確認できる。赤は録画している状態、青は一時停止状態だ。慣れてしまえばどうということはないが、使い始めの頃は赤と青の色の意味が正しく飲み込めず、混乱する場合もあった。一般的なビデオカメラやビデオデッキと同じく「録画=赤」であると覚えておけば問題ない。

  • 電源オンオフを兼ねた録画/停止ボタンを、ペンのお尻の部分に備える。これ以外に操作ボタンはない

  • 一時停止中はLEDが青色に点灯。このLEDはカメラホールの真裏にあるので、撮影対象からは見えないようになっている

  • 録画中は赤色に点灯。なお、充電時もこれらのLEDによって、充電中もしくは充電完了のステータスがわかるようになっている

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