録画した動画データは、本体の内蔵メモリに保管される。これ単体では再生はできないので、PC本体に転送してWindows Media Playerなど各種動画プレーヤーで見ることになる。
PC本体に転送するには、充電の時と同じ要領で、本体後部をねじって取り外し、USBポートをPCに接続する。転送ユーティリティのようなものはなく、エクスプローラ経由でドラッグ&ドロップする。製品自体、USBメモリにカメラ機能がくっついているようなものなので、転送方法は推して知るべしである。なお、PCからはリムーバブルディスクとして認識されるので、エクスプローラ上でダブルクリックしてそのまま再生することも可能だ。
動画データは、VGA(640×480ドット)で記録される。類似製品の多くが320×240ドットまでしか対応しない中、この高解像度はオドロキである。ちなみにカメラはパンフォーカス式で、録画可能距離は50cmから無限とされている。
実際に撮影してみたが、予想外に(?)きちんと見られる、というのが正直な感想だ。さすがに低照度の環境では映像がつぶれてしまっている上、激しい動きには対応しきれていないが、AVI形式で記録されることもあり、MP4や3GP形式の動画とは雲泥の差だ。詳しくは実写映像をご覧いただきたいが、ケータイの動画撮影機能と同等程度には撮れると思ってよい。ちなみにフレームレートは15fpsで固定されており、変更はできない。
また、音声についても記録できるが、こちらはモノラル音声ということもあり、あまり実用的とはいえない。バックアップ用途であればICレコーダー的に使うのもありだろうが、音質には期待しすぎないほうが良いだろう。なお、音声だけ、もしくは静止画撮影に対応しておらず、つねに音声付きの動画データとなる。
ちなみに説明書などでは「トータルで約3〜10時間撮影可能」と書かれているが、これは生成される動画ファイルが本体内蔵のメモリ容量(4Gバイト)の上限に達するまでの時間を表したもの。つまり容量について述べているだけで、バッテリそのものは約2時間しか持たないので要注意だ。ちなみに実際に測ったところ、1分あたり約20〜30Mバイトを消費するので、実際の撮影可能時間はもう少し短いかもしれない。
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