ニンテンドーDS(以下DS)は、2004年12月2日に国内販売を開始してから、全世界で16カ月で1600万台を突破したという。2006年3月に発売された上位モデルである「ニンテンドーDS Lite」も含め、未だ入手が困難な状況が続いている。DSシリーズは、もはや社会現象になっていると言っても過言ではないゲーム機だ。
今回レビューするのは、このDSシリーズでインターネットのホームページが閲覧できる「ニンテンドーDSブラウザー」だ。GBAカートリッジスロットに合わせ、DS用、DS Lite用の2つが用意されている。なお、DS用はDS/DS Liteともに使えるが、DS Lite専用のパッケージは、DS Liteのみでしか使えないので注意しよう。レビューでは、DS Lite用のものを使用した。
DSには無線LAN機能が内蔵されており、Wi-Fi通信でインターネットを通じ、さまざまな遊びができるようになっている。このブラウザも同様に、DS内蔵の無線通信機能を用いてネットワークに接続するため、無線LANの環境が必要になる。ブラウザを使用する際には、DSカードスロットとGBAカートリッジスロットの2つを同時に使用する。パッケージに同梱されているブラウザソフトと、拡張メモリカードを装着したら完了だ。
ブラウザエンジンとしては、Opera Software社のOpera8.5ベースにしたもので、Flashや動画、音声などには対応していないものの、大概のページは表示することができる。タッチスクリーンを利用してソフトウェアキーボードで文字を入力するだけでなく、手書きの文字も入力できる。ブラウザにはATOKが入っており、手書き文字も認識可能だ。
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