アイレップは11月21日、アレイアップのサーチエンジンマーケティング総合研究所(SEM総合研究所)とクロス・マーケティングが実施した「モバイル検索ユーザーの検索行動調査」の結果を発表した。
調査結果によると、今回の調査実施の2カ月前となる、7月20日よりサービスを開始したauへのGoogle検索窓設置で、「検索頻度が増えた」と答えたau利用のモバイル検索ユーザーは、全体の25%となった。
そのうち、「キーワード検索」を利用していたモバイル検索ユーザーの36%が「以前より増えた」と答え、「カテゴリ検索」を利用していたモバイル検索ユーザーの14%が「以前より増えた」と回答した。
SEM総合研究所とクロス・マーケティングでは、検索行動への影響という点において、auへのGoogle検索搭載は、キーワード検索派のみならず、カテゴリ検索派にも大きな影響があった、と分析している。
また、携帯電話のリスティング広告においては、「モバイル検索ユーザーは、検索結果の2ページ以降は見ない」という仮説のもと、検索結果の1ページ目に広告が掲載される1位、または2位へ入札が集中し、クリック単価が高騰する傾向にあるという。
今回の調査では、キーワード検索を利用するモバイル検索ユーザーの半数以上が、求める情報が見つからない場合3ページ以上を閲覧しており、SEM総合研究所とクロス・マーケティングでは、キーワード検索を利用するモバイル検索ユーザーのほうが、より検索行動へのモチベーションが高いとし、2ページ目に広告が掲載される3位以降であっても、十分広告効果が見込めると分析している。
調査は9月27日から29日にかけて、全国の15歳以上の携帯電話のインターネット検索利用経験者(モバイル検索ユーザー)を対象に実施し、450サンプルの有効回答を得た。
なお、調査でのモバイル検索ユーザーは、「携帯電話からキーワード直接入力するタイプの検索を月に1回以上利用している」と回答した人が該当。また、キャリアについては、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル利用者を均等割付して調査している。
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