クリプトン、PCオーディオ時代のオールインワンスピーカー「KRIPTY KS-1HQM」

加納恵(編集部)2010年05月27日 19時36分

 映像、音響機器の開発や製造などを手がけるクリプトンは5月27日、PCに最適化したアンプ一体型スピーカー「KRIPTY(クリプティ)KS-1HQM」(KS-1HQM)を発表した。6月下旬に同社のオンラインストアで発売する。価格は4万9800円。

 KS-1HQMは、6.35cmのフルレンジユニットと、総合出力50Wのパワーアンプを内蔵した小型スピーカー。音楽を聴くハードウェアが、オーディオシステムやミニコンポからPCに変化している現状を受け、「PCオーディオ時代をリードする」をコンセプトに開発された。

 本体には96kHz/24bit対応のUSB-DACを内蔵し、PCからUSB接続することで、ノイズを抑えクリアな音質を再生するとしている。USB端子のほか、光デジタル端子、ステレオミニジャックと3つの入力端子を備えているため、Blu-ray Discプレーヤーとの光デジタル接続や、iPod、iPhoneとのアナログ接続も可能だ。

 本体サイズは高さ170mm×幅86mm×奥行き105mmで、重量800gのオーディオボードが付属する。オーディオボードはKS-1HQMの特性に合わせて制作されており、同社ではKS-1HQMを「オーディオアクセサリを含めたトータルチューニングを施した。オールインワンのオーディオシステムだ」と話す。

 またクリプトンでは、運営する高音質音楽データ配信サイト「HQM STORE」 のデータ配信に、新レーベルを追加することも発表した。

 追加されるのは、作曲家日比野則彦氏が主催する「HSTL(Hibino Sound Terapy Lab)」と、ジャズ専門レーベルの「insights」の2つ。各レーベルの音楽データは1アルバムあたり3150円で提供される。

 KS-1HQMの購入者を対象に、HQM STOREの無料ダウンロード権をプレゼントするキャンペーンも実施する。初回50セット限定で、3タイトル分が無料でダウンロードできるとしている。

  • 「KS-1HQM」

  • 入力は、USB、光デジタル、ステレオミニジャックの3系統を備える

  • 標準付属されるオーディオボード

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