東芝は4月14日、液晶テレビ「REGZA」シリーズにおいて、LEDバックライトを採用した「LED REGZA」を発表した。「Z1」「RE1」「HE1」の3シリーズ、26機種を発売する。新製品は、19V型から55V型までのすべての機種にLEDバックライトと録画機能を内蔵した。
東芝のビジュアルプロダクツ社映像マーケディング事業部事業部長の村沢圧司氏は「2009年度の国内テレビ市場はエコポイント需要により大きく伸長した。地上デジタルテレビの所有率は1台目は約75%まで到達しているが、一世帯の平均テレビ所有台数が3台であることを考えると、2010年は2009年をさらに上回る過去最高の販売台数1600万台を見込んでいる」と国内のテレビ市場規模を予測。
さらに「2009年下期の東芝のテレビ販売台数は対前年比で大きく伸長し、3月には対前年比311%増と大幅に伸長した。グローバルでの販売目標台数である1000万台も達成し、2009年度は国内薄型テレビ総合シェアにおいて2位を獲得している」と続け、好調さを語った。
新機種はエンジン部分を刷新し、全機種に次世代「REGZA ENGINE」を搭載。LEDバックライトとの相乗効果により高画質を再現するという。
LEDバックライトは、Z1、37V型以上のRE1シリーズで、エリアごとに明るさを制御するLEDバックライトコントロールシステムを採用。バックライトを上下に配したエッジタイプにすることで、薄型化を実現させたという。
最上位シリーズとなるZ1は、37V型、42V型、47V型、55V型の4サイズ展開。USB/LAN HDDを接続することで、録画に対応する。地上デジタルチューナーは3つ搭載し、番組を視聴しながら2番組をUSB HDDに同時に録画できる「地デジ見ながらW録」が可能。再生機能も強化しており、録画番組の本編とCMを自動でチャプター分割する「マジックチャプター」、本編だけを再生する「おまかせプレイ」などを備える。ホームネットワーク機能DLNAに対応し、別の部屋からの番組再生をサポートするほか、Windows 7搭載のPCの「リモート再生」を使えば、PC内の映像や音楽を視聴できる。
RE1シリーズは、USB HDD接続に対応したモデル。19V型から55V型まで8サイズを揃える。37V型以上のモデルには、Z1シリーズ同様の「クリアLEDパネル」を採用。ブラックボディに加え、26V型、32V型ではホワイト、19V型、22V型ではホワイト、レッドをカラーバリエーションとして用意した。
HE1シリーズはUSB HDDのほか、500GバイトのHDDを内蔵した。26V型、22V型、19V型のすべての機種でDLNA、インターネット機能を内蔵。「アクトビラ ビデオ・フル」「テレビ版 Yahoo!JAPAN」なども、上位機同様に利用できる。
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