これまでわれわれと一緒に数カ月間に渡り、Appleが開発しているとされるネットブックのうわさを追ってきたならば、 このBarron'sに掲載されたとっておきのニュースが大いに興味を引くものとなるだろう。
匿名ではあるものの、ある「ベテランのアナリスト」が、うわさのAppleの「スレート状の」PC(大型のiPod touchと呼んでもよいだろう)を実際に見て触れることができたと伝えられているのだ。Barron'sの情報筋によると、新製品は9月に発表後、11月にリリース予定であり、699ドルと799ドルの間の価格帯で発売されることになるという。すでに以前にも伝えられたが、このタブレット(Appleがなんと命名するかわからないが)は開発が完了し、同社最高経営責任者(CEO)のSteve Jobs氏からの最終的な承認を待つ段階にあるようだ。
この新製品に関する具体的な詳細について、匿名のベテランアナリストからは、実際に手に取ってみた感想として「特に高解像度(HD)ビデオの再生が印象深い。手に取って眺める映画の視聴スタイルでは、一般的に現在出回っているものよりも優れている」という一点のみが伝えられている。
さらにショックを与える点もある(別にベテランのアナリストでなくとも、それは予想できそうな点でもあるだろう)。
今回の報道では、Appleが何を発表してくるのかを待ちながら、PC業界全体が基本的に神経過敏になって不安感を抱いていると伝えられた。同アナリストによれば、複数のPCメーカーが、Appleの発表を目にするまでは、次世代のネットブックの製造を休止する措置まで取っているという。
興味深いことに、Appleの新製品をめぐっては、(大型のiPod touchに期待しそうな点だが)やや「Apple TV」にも似たメディア中心のデバイスになるといううわさで持ちきりであったが、カリフォルニア州ティブロンに本社があるJon Peddie Researchの社長のJon Peddie氏は、新製品がゲーム機としてもリリースされることになると語っていることを、Barron'sは伝えている。
Peddie氏は「この新製品で大きな特長となるのはゲーム機能である」と述べた。
しかしながら、われわれが知る限りでは、先ほどのベテランのアナリストとは異なり、Peddie氏は新製品を目にしたわけでも、実際に手に取ってみたわけでもないようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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