Appleは今週、米特許商標庁(USPTO)からいくつかの特許を付与されている。そのうちの2つは、Appleのマルチタッチおよびタッチパッド技術、そして「iPhone」のケースの設計に関するもの。Appleは特許の取得により、これらの技術に対する影響力をより強めたことなる。
「Force imaging input device and system」と題されたタッチパッド技術に関する重要な特許は、Appleの最新のノートPCに搭載されたマルチタッチ式トラックパッドと、全てではないにろ、iPhoneのタッチスクリーンをカバーしている。
USPTOが公開している要約によると、このシステムは2層の駆動トレース、1層の感知トレース、バネの膜を含む、多重のレイヤで成り立っている。基板の上に配置されたこれらのレイヤの外部を、プラスチックあるいはガラスなどの外部レイヤが覆う。この外部レイヤは見栄えを良くするだけでなく、外界とのインタラクティブなやりとりをするための層となる。
この発明はSteven Hotelling氏とBrian Huppi氏の連名となっている。これによりAppleは、マルチタッチ機器の模倣品に対し身を守ることができるであろう。
「Electronic device」と題された2つ目の特許は、iPhoneのケース設計に関するもの。これを読むと、iPhoneの構造や、上下のポートの配置がわかる。同特許はまた、スピーカー、スイッチ、ボタン、カメラの位置と配列も示している。
この発明には多数の人物が関係しており、Appleのデザインチームを率いるJonathan Ive氏や最高経営責任者(CEO)のSteve Jobs氏などAppleを代表する面々の名前もある。この特許は、iPhoneに似た外観を持つ競合端末に対する防御策となる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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