アップル、「iPhone」のマルチタッチインターフェースに関する特許を取得--米報道

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2009年01月27日 17時22分

 Appleに対し「iPhone」へ搭載されたマルチタッチユーザーインターフェースの多くが対象と思われる特許が認められていた。

 MacRumorsの報道によれば、特許は米国時間1月20日に認められており、これを最初に見つけたのはWorld of Appleという。発明者には、Steve Jobs氏、iPhoneのソフトウェアチーフであるScott Forstall氏、Appleが2005年に買収したFingerworksの創立者の1人であるWayne Westerman氏など、Appleの幹部が含まれている。

「iPhone」へ搭載されたマルチタッチユーザーインターフェースの多くが対象となる特許画像 Appleは、「iPhone」に関して新たな武器を手に入れた。
提供:米国特許商標庁(MacRumors経由)

 同特許はきわめて長大で、指でズームする操作を伴うウェブブラウジングやスワイプジェスチャーによるスクロールなど、iPhoneで使われているデータ表示方式の多くが対象となる。

 最高業務執行責任者(COO)のTim Cook氏は21日、第1四半期(2008年10-12月期)決算発表の際、当社は「(知的財産が)勝手に使われるのを座視しない。使える手段は何でも使うつもりだ」と述べ、iPhoneの競合他社はこの点を肝に銘じておくべきであると続けた。この日は特許が成立した翌日であり、それを念頭に置いた発言だろう。名指しは避けているもののPalmに向けられたものと受け止められている。

 特許の全文は米国特許商標庁のウェブサイトで閲覧可能である。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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