先端に赤い光が灯り、煙に似た水蒸気を発する「電子タバコ」。本物のタバコに似ていることから誤解を招くとして、先日JR北海道が列車内や禁煙エリアでの利用禁止に踏み切った。
この電子タバコ、実際はどのような見かたをされているのだろうか。ネットユーザーを対象に意識調査を行い、20代から40代の男女 548名の回答を集計した。
回答者のうち、現在タバコを吸っている「喫煙者」は12.4%、「過去に吸っていたことがある」のは17.0%で、合わせて29.4%が「喫煙経験者」となっている。「喫煙未経験者」は70.6%。
電子タバコについて知っていた人は全体の45.6%で、「喫煙者」に限ってみると73.5%が認知していた。電子タバコ認知者のうち、購入経験者はわずか4.0%で、認知度の割に利用者は少ないようだ。
次に、JR北海道の事例のような電子タバコの公共機関での利用規制についてどう思うか聞いてみた。「賛成(42.9%)」「どちらかというと賛成(23.5%)」合わせて66.4%が賛成派。
反対派は33.6%で、内訳は「反対」15.5%、「どちらかというと反対」の18.1%。「喫煙者」では賛成派がやや少ないものの、それでも57.4%を占め、賛成派が反対派を上回る形に。
それぞれの理由について自由回答形式で聞いたところ、賛成派では「本物のタバコと区別がつかず紛らわしい」という意見が多数見られた。そのほか、「喫煙可能な場所と勘違いして、本物のタバコを吸う人が出そうだから」などマナーの乱れやトラブルを心配する声も。
一方反対派は、「煙害、吸殻が無いから」「煙ではないなら構わないと思う」といった、「電子タバコはタバコではない」からいいという解釈での意見が多く、賛成派との意識の差が浮き彫りになった。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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