シャープは8月20日、OA機器向けの省エネ用途として小型測距センサー「GP2Y0A60SZ0F」を発表した。サンプル出荷は9月30日より。サンプル価格は450円となる。
測距センサとは、着座を検知して便座ヒーターを動作させる温水洗浄便座や、手を検知して温風を送るエアータオルなどのサニタリー機器に広く搭載されているテクノロジー。省エネや利便性、衛生面などのメリットから市場が拡大しているという。
新開発のGP2Y0A60SZ0Fは、同社が長年培ってきた光学設計技術を駆使し、レンズと受光素子の小型化、双方の間隔の短縮、抵抗やコンデンサなどを取りこんだICの新規開発により、従来比約1/6サイズ(22.0×8.0×7.2mm)にまで小型化した。
同社では小型化により、PCやディスプレイなどOA機器への搭載も可能になり、使用者の離席時に自動的にスリープモードに入るなど省エネ機能を実現できるとしている。
高い検知精度を実現する三角測量方式により、検知距離は1.5mまでを実現しており、長距離の人体検知も可能とのことだ。
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