次世代大型有機ELディスプレイ、官民が共同で開発へ

 経済産業省の外郭団体・独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)は7月10日、「次世代大型有機ELディスプレイ基盤技術の開発(グリーンITプロジェクト)」事業の委託先を発表した。

 グリーンITプロジェクトは、IT機器の省エネ対策プロジェクトの一環として行われるもの。有機ELの持つ低消費電力、高効率発光表示、広視野角、高速応答性、超薄型軽量化といった次世代ディスプレイ技術を生かし、官民共同で大型化実現に向け取り組んでいく。

 今回プロジェクトの委託先に決定したのは、独立行政法人産業技術総合研究所のほか、ソニー、東芝松下ディスプレイテクノロジー、シャープ、住友化学、出光興産、 長州産業、JSR、島津製作所、大日本スクリーン製造、日立造船などメーカー10社。プロジェクト期間は2008年度から2012年度までの5年間で、事業費として年間約7億円が投じられる予定だ。

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