三洋電機は4月18日、ムービーカメラの「Xacti」シリーズに、SD画質撮影で防水機能を持たせた新製品「DMX-CA8」を発表した。発売は5月下旬より。価格はオープンだが、店頭想定売価は5万円前後と見られる。
Xactiが防水タイプの製品を発売するのは、今回で3世代目。昨年発売された「DMX-CA6」からは、水深1.5m以内の水中で約1時間の撮影が行える防水保護等級JIS IPX5/IPX8規格をクリアし、本格タイプへと進化している。
DMX-CA8もJIS IPX5/IPX8規格を採用し、潜水状態での撮影をサポート。前機種の600万画素CCDに比べ、800万画素のCMOSセンサーを採用しているのが大きな変更点となる。これにより、静止画撮影も動画をストップすることなく、200万画素での撮影が行えるようになった。
記録フォーマットには、現行Xactiシリーズと同様のMPEG-4/H.264を使用。1秒間に60コマの撮影を行う、60fpsムービーの「なめらかムービー」記録・再生、「マルチぶれキャンセラー」など、新撮影機能も内蔵する。
また水中時の撮影機能として、水中特有の音を抑制する音声信号処理を行い、再生時に聞き取りやすい音声録音機能を備えるなど、防水カメラならではの独自機能も採用している。
三洋電機が、防水タイプのXacti使用ユーザーへとアンケート調査を行ったところ、60%以上のユーザーが水中で使用していると回答。さらに通常モデルの使用シーンが「日常撮り」で約25%を占めていることに対し、防水モデルでは「レジャー」、「旅行」などが上位にランクインしたという。これにより、防水モデルの登場はビデオカメラの使用シーンを着実に拡大しているようだ。
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