調査会社の米Gartnerは、2006年における携帯電話市場の調査結果を発表した。
調査によると、世界市場における2006年の携帯電話端末の販売台数は、前年比21.3%増の9億9080万台。また、第4四半期では、前年同期比21%増の2億8420万台となった。
メーカーシェアでは、フィンランドのNokiaが36.2%(前年同期35%)でトップ。以下、米Motorolaが21.5%(同17.8%)、韓国サムスン電子が11.3%(同12.1%)と続いた。
一方、4位にランクインしたSony Ericssonは、シェアが9%(同6.9%)に拡大、3位サムスン電子に迫る勢いを示した。また、年間販売数においても2億5700万台を記録。シェア7.4%(同6.3%)と、韓国LG電子を逆転し、前年調査5位から躍進した。
地域別では、アジア・太平洋地域における年間販売台数が前年比47%増の3億100万台。ガートナーは、インドで販売された超低価格携帯端末や韓国のテレビ携帯、シンガポールのスリム携帯などが市場の成長をけん引したと分析している。
また、東欧、中東、アフリカ地域でも堅調な伸びを記録。第4四半期では5億2400万台を販売(前年同期比13%)、年間販売台数は1億8500万台で、前年比21%増となった。
一方、多くの先進地域で成長に陰りが見られ、日本の年間販売台数は4730万台、西ヨーロッパで1億7500万台。前年比はそれぞれ5%、7%増にとどまった。
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