たとえば、PS3の発売イベントでは多数の人がPlayStationのロゴ付きウェアを着て「PSP」で遊びながら列に並んでいたが、「ニンテンドーDS」で遊んでいる人も多かった。
一方、Wiiの発売イベントでは、マリオや任天堂の各種キャラクターを持った人ばかりだったし、DSとPSPの比率は25対1だった。
そして、先にも書いたが、Wiiを購入した人々は、そのほとんどが購入したゲーム機を転売せず即座に帰宅して楽しもうとしていた。
Mannさんは、「PS3とWiiの発売イベントの違いはそこだ。自分のWiiを売ろうという人はいない。だれもが自分で楽しむ目的で並んでいる」と語っている。
ちなみに、Mannさんは普通の任天堂ファンではない。Mannさんは、Wiiをテーマにした曲を40曲ほど書いているほか、任天堂をモチーフにしたロックオペラまで創作している。
Mannさんや先頭グループが喜び勇んで自分たちのWiiを持ち帰る一方で、列の後方に並んでいた人々は、入手できるかどうか分からないまま、まだこれから何時間も待たなくてはならない。
任天堂は、待っている人の大半に対し、Wiiの販売を保証するリストバンドを配布した。その数は、予約注文済みの約400人を含め、合計約1000人分になった。しかし、順番待ちの列には明らかにそれを上回る数の人が並んでいた。
また、(少なくとも19日の午前1時時点での)列の最後尾には、初めは先頭の方に並んだのに、いつのまにかリストバンドをなくしたという2人が並んでいた。
20歳のEric Leviさんは、友人と一緒に18日の午前9時ごろUniversal CityWalkに到着したが、リストバンドがないため列の後方にまわることになってしまったという。
その時点では、彼らが夜中にWiiを手に入れられるかは、分からなかった。
しかし、Leviさんたちは悲観してはいなかった。
「もし、手に入れることができたら、多分、(家に帰って)遊ぶと思う」とLeviさん。その時が訪れるのは明け方5時近くになるのでは、と語っていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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