ウィルコムは10月18日、高度化通信規格「W-OAM(WILLCOM Optimized Adaptive Modulation)」に対応した超小型通信モジュール「W-SIM」を2006年12月中旬から発売する予定であると発表した。
W-OAMは、電波の状態に応じてより高速な変調方式を自動的に選択する通信規格。ウィルコムではW-OAMに対応した基地局の導入を進めているが、対応エリア内であれば4xパケット方式で最大204kbps(従来は128kbps)、2xパケット方式で最大102kbps(従来は64kbps)での通信が可能となる。
W-SIMは、ウィルコムの携帯端末にセットして使用する通信モジュールで、WILLCOM SIM STYLEに対応する端末であれば、W-SIMを組み替えて使用できる。W-OAM対応のW-SIMでは、通信の高速化のほか電波到達度が向上し、音声通話もより広いエリアで安定した通話が可能になる。
今回発売されるW-SIMはアルテル製の「RX420AL」で、2006年12月中旬に発売される音声端末「9(WS009KE)」と同梱で発売されるほか、単体でも発売される予定。なお、現在の料金体系、月額料金は変更なく利用できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス