シマンテックは9月21日、「ノートン・アンチウイルス 2007」および「ノートン・インターネットセキュリティ 2007」のダウンロード版の提供を開始した。パッケージ版は9月30日から販売開始すると発表している。
今回発表された2製品は、同社の個人向けセキュリティ対策の主力となる製品。ノートン・アンチウイルス 2007は、多くの亜種が短時間で作成される傾向に対応するため、個々のシグネチャを必要とせずワームやウイルスのファミリーに属するものをまとめて遮断する技術が盛り込まれている。
また、ルートキットへの対応も行われており、アプリケーション、ユーザーモード、カーネルの各レベルなどすべてのシステムレベルでの偽装を検出するという。スパイウェアに対応するためにスキャン機能が強化されたほか、システムの完全スキャンも高速化されている。
ノートン・インターネットセキュリティ 2007は、ノートン・アンチウイルス2007を含んでおり、検出・遮断・駆除および削除ツールも強化された。フィッシングサイトには既知のリストとヒューリスティック技術によって対応する。ファイアウォール機能は、正規のアプリケーションによる通信の通過とスパイウェアなどによる通信の遮断を自動設定することで、ユーザーの逐次設定の手間をなくしている。全体的に使用メモリの減少や動作の高速化などが図られており、軽快に利用できるようになったという。
価格は、ノートン・アンチウイルス 2007の標準パッケージが6195円、ノートン・インターネットセキュリティ 2007の標準パッケージが8190円。ノートン・インターネットセキュリティ2007ユーザーを対象に、アンチスパム機能と保護者機能がアドオンパックによって提供される。
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