シマンテック(成田明彦社長)は6月26日、セキュリティソフト「Norton(ノートン)」シリーズのマッキントッシュ版5製品の新バージョンを、7月17日から発売すると発表した。昨年3月以来のバージョンアップとなる。
新バージョンでは、すべての製品においてマッキントッシュ最新OSである「Mac OS X 10.2」に対応している。主力製品となるのは、「Norton Internet Security 3.0 for Macintosh」(1万3800円)と「Norton SystemsWorks 3.0 for Macintosh」(1万7800円)。
「Norton Internet Security 3.0 for Macintosh」は、ウイルス対策ソフト「Norton AntiVirus(ノートン アンチウイルス)」の新バージョンや、個人向けファイアウォールソフト「Norton Personal Firewall」、キャッシュファイルなどを削除する「Aladdin iClean」を備える統合セキュリティソフト。
一方、「Norton SystemsWorks 3.0 for Macintosh」は、トラブル解決ソフト「Norton Utilities」と、「ノートン アンチウイルス」の新バージョン、さらに、米ソフトベンダーであるダンツのバックアップソフト、安全に不要なプログラムを削除できるアンインストールソフトを備えた製品。
なお、両製品の中核を成す「ノートン アンチウイルス」の新バージョンでは、ウィンドウズウイルスの検知・駆除エンジンを、今回初めて搭載した。これによって、マッキントッシュ環境では直接の被害を受けないものの、メールの転送などで他人に被害を広げてしまう可能性のあったウィンドウズウイルスの拡散を防止することができる。
マッキントッシュ版の「ノートンシリーズ」は、同社のコンシューマ向け事業の売り上げのなかで、約2割を占めている。マッキントッシュの市場自体は縮小傾向にあるが、成田社長は、「当社のマック版ソフトの売り上げは落ちてはいない」と強調している。5製品全体で、30万本の売り上げを目指す。
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