一時は画期的な移動手段としてもてはやされた1人乗りの自立型電動スクーター、「Segway Personal Transporter」(Segway PT)に新たな問題が持ち上がった。搭載ソフトウエアの不具合で事故を引き起こすおそれがあることが判明したのだ。製造元のSegwayでは現在流通している全モデルを自主回収する。
今回の回収は、Segway PTの利用者から頭部や手首を負傷する事故が6件報告されたことを受けたものだ。米消費者製品安全委員会(CPSC)は米国時間9月14日、この件について製造元のSegwayと共同で告知を行い、(Segway PTが発売された)2002年3月から2006年9月中ごろまでに販売された2万3500台のSegway PTすべてについて、自主回収すると発表した。
Segwayによれば、スクーターに搭載された「スピードリミッター」が突然タイヤの逆回転を引き起こし、ドライバーが振り落とされる危険性があるという。同社はすでに問題のソフトウェアの修正版を作成しており、スクーターの所有者に対し、同社へ連絡してソフトウェアのアップグレードを受けるための情報を入手するよう呼びかけている。
回収対象機種は、現在市場に流通しているすべてのモデル--「i Series」「p Series」「e Series」「XT」「GT」「i2」--だ。9月後半に発売が予定されている新モデルの「X2」はリコール対象とならない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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