パナソニック、新LUMIX 4モデルを発表--手ブレ、被写体ブレを自動で補整可能に

坂本純子(編集部)2006年07月25日 19時17分

 パナソニックマーケティング本部は7月25日、デジタルカメラLUMIXシリーズの新モデルFX07(市場想定価格4万8000円前後)、FX50(同5万円前後)、LX2(同6万円前後)、FZ50(同7万3000円前後)を発表した。いずれも発売は8月25日。

左:FX07(グロスゴールド)、右:FX50(ミスティピンク) 左:FX07(グロスゴールド)、右:FX50(ミスティピンク)

 4製品すべてに、手ブレや被写体ブレを自動で補整する「インテリジェントISO感度コントロール機能」が搭載されているのが特徴だ。この機能は、被写体の動きを検知し、シャッタースピードとISO感度を自動で設定するというもの。従来モデルでは、明るさや被写体の動きを見ながら、撮影者が設定する必要があった。今回のモデルでは、自動で設定するため、撮影の手間や設定の操作ミスを軽減できる。

 今回のラインアップの中でもっとも目立ったFX07/FX50は、今年3月に発売したFX01(継続販売)の上位モデルという位置付けだ。どちらも720万画素CCDを採用している。FX07は、今回のラインアップでもっともカラーバリエーションが多く、秋モデルらしい4色が用意されている。すべりにくいソフトタッチの触感塗装のエクストラブラック、コンフォートレッド、マット調のつや消し処理されたシルキーシルバー、グロス調の光沢塗装されたグロスゴールドがある。FX50は、シルキーシルバー、エクストラブラック、ミスティピンクの3色だ。3.0型の大画面液晶を搭載しており、本体も2.5型液晶搭載のFX50より一回り大きくなっている。この他にも、モードダイヤルに「プリントモード」が加わり、プリンタと接続して写真を簡単にプリントできる。

FZ50(ブラック) FZ50(ブラック)

 LX2は1020万画素ワイド(16:9)CCDを搭載し、絞り優先AEやシャッター優先AE、絞りとシャッタースピードを自由に設定できるフルマニュアル操作が可能なデジタルカメラだ。LX2よりもさらにハイアマチュア向けとなるFZ50は、1010万画素CCDを搭載した高画質・高倍率ズームカメラだ。光学12倍ズームに加え、EX光学ズームで最大21.4倍(300万画素以下時、35mm判換算748mm)の撮影が可能だ。

 なお、LX2を除く、FXシリーズすべてに、28mmの広角レンズを搭載。展示デモでは、女性5人による食事風景を想定し、全員入らず端が切れてしまう35mmと全員写る28mmで画角の違いをアピールした。

LX2 左:ブラック/右:シルバー LX2 左:ブラック/右:シルバー

 デジタルカメラ市場は普及率が50%を越え、買い替え・買い増し需要が高まっているという。手ブレ補整機能を搭載して大ヒットしたLUMIXシリーズは、より強力な補整機能と広角28mmレンズによる撮影の広がり、幅広い製品ラインアップを武器に展開していく考えだ。

 この他にも、SDカードに記録された写真をハイビジョンテレビで楽しめるHDTVフォトプレイヤーを9月22日より発売する。市場想定価格は1万円前後の見込み。D端子ケーブルでハイビジョンテレビとHDTVフォトプレイヤーを接続することにより、SDカードスロットが搭載されていないテレビでも、デジタルカメラの画像を再生できる。専用のリモコンが付属する。

HDTVフォトプレイヤー「DMW-SDP1」 HDTVフォトプレイヤー「DMW-SDP1」

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