Microsoftが、「Windows Live Messenger」のビデオメッセージングや通話に対応したウェブカメラのシリーズを発表した。
米国時間6月13日に行われたこの発表は、ある程度予想されていたものだった。Microsoftは3月、Windows Liveサービスを売り込む目的から、VoIPやビデオ製品を拡大する意向を表明していた。
暫定価格99.95ドルとなっているシルバーのウェブカメラ「LifeCam VX-6000」は、5メガピクセル(補間後)の写真と1.3メガピクセルの高品位ビデオに対応している。視野角71度のワイドレンズにより、フレーム内に複数の人物が収まる。
「LifeCam VX-3000」の方は、1.3メガピクセル(補間後)の高品位写真と、640×480ピクセルのビデオに対応する。こちらは色がブラックで、予想価格は49.95ドル。
両ウェブカメラとも2006年8月に発売され、ノイズキャンセラ付きマイクを内蔵している。両製品にはWindows Live Messenger、Microsoftのインスタントメッセージング機能、およびビデオ対応のPC電話間通話アプリケーションと統合されるソフトウェアも付属する。
Windows Live Messengerは、公開ベータバージョンが5月にリリースされた。同社関係者は、正式バージョンは「まもなく」登場するとしたものの、具体的な日付については明かしていない。
LifeCamソフトウェアには、被写体からフォーカスをはずさないための自動フェイストラッキング機能と、ワンタッチブログ機能が搭載されている。これがあれば、Windows Liveのバディツールを使ってオンライン中のバディと瞬時にビデオチャットを開始できる。また、仮想で雪を降らせるなど、視覚的なビデオエフェクトも用意されている。
LifeCamの実行に推奨されるシステム要件は、1.4GHzで動作するPentium 4プロセッサ、100Mバイトの空きハードディスク容量、USB 2.0ポート、および高速インターネット回線となっている。
Microsoftのコーポレートバイスプレジデント(Windows LiveおよびMSN担当)Martin Taylor氏の出した声明によると、Windows Live Messengerの開発ではMicrosoftのHardware Groupが重要な役割を果たすことになるという。Microsoftは2006年9月にもLifeCam製品を追加発表する計画。
PCメーカーのDellが5月31日に明らかにしたところでは、同社は新しい「XPS M1210」と「XPS M2010」の両コンピュータに、ビデオ会議用にマイク付きウェブカメラとSkypeソフトウェアが同梱されたAVパッケージを用意するという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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