Microsoftが携帯型PC「Ultra-Mobile PC(UMPC)」を披露したときの、世間の評判は決して芳しくはなかった。しかし、アナリストらは、この小型端末に見合う市場が見つかるだろうと述べている。
市場調査会社In-Statが発表した数字によると、携帯電話をしのぐデータセントリックなモバイル端末を求めるユーザーの需要が追い風となり、UMPCの出荷台数は2011年までに780万台に達する可能性があるという。
In-Statでは小型タブレットが直面する課題として、バッテリ寿命がデバイスの機能に追いついておらず、適切なプロセッサが不足している点を挙げている。UMPC作りに力を入れてきたIntelとMicrosoftは、端末のバッテリ寿命を延ばせるように努力していると述べている。
また同調査会社は、UMPCを売り込む際には、これが消費者の特殊なニーズに応えられることをアピールすることが必要だとも示唆している。「どの市場セグメントにも合う万能なソリューションなどないのだから」とIn-Statは述べている。
サムスンが売り出す最初のUMPC「Q1」は、英国では6月1日に1440.86ドル(799ポンド)で売り出される。この端末は米国では5月1日に発売される予定。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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