Apple Computerは米国時間10日、新たに発売されたIntelチップ搭載iMacの一部にビデオ関連の問題があり、画像表示が適切に行われない、との報告について調査中であることを明らかにした。
Appleの掲示板にはこの問題についての多数の報告が書き込まれているが、それによると、Appleのリモコンに対応したメディアソフトウェア「Front Row」を起動した際にこの問題が特に顕著に現れるという。
自分の購入したIntel iMacでこの問題を経験しているMike Stanton Sr.によると、「Front Rowのメニューにアクセスすると、画面を横切る白い線が何本も表示される」という。
ルイジアナ州マンデビルでプールやスパの専門ショップを経営するStantonは、「テアリング」と呼ばれるこの縞模様が、iCalウインドウの移動時や、iMovieの特定の機能使用時にも現れると書き込んでいる。
Appleの関係者は、同社がこの問題を調査中であることを明らかにした。
「Appleはこの問題を認識しており、調査を進めている。もし何らかの技術的問題がある場合は、AppleCareに連絡をいただきたい」と同社は声明のなかで述べている。
Appleは、先月サンフランシスコで開催されたMacworld Expoで、同社初のIntelチップ搭載Macとなる新型iMacを発表していた。
一部のユーザーの報告によると、マシンの表示色数を約1670万色ではなく「約3万2000色」に設定すれば、この問題を改善できるという。またMacファンサイトの「ConsumerMachine」には、この問題に関するヒントや詳しい情報が公開されている。
American Technology ResearchのアナリストShaw Wuは、米国時間10日付けの調査メモのなかで、この問題はそれほど深刻なものではなく、リコールは一切不要だと思う、と述べている。
「Front Rowに関するビデオ表示の問題は、ソフトウェアアップデートで簡単に修正できるはずだ」(Wu)
一方Stantonは、iMacとソフトウェアのiLifeを大変気に入っているが、Appleがこの問題を解決しなければ新しいMacを返品するつもりだと述べている。
同氏は「この問題がなければ、Intel iMacは夢のようなマシンだ」と語り、「本当に高速で、かなり安定しており、画面表示も素晴らしい」と付け加えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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