ゲップをしたり、カンフーをしたりするロボットの「Robosapien」は、今年話題のクリスマスギフトの1つだ。しかしeBayでは、もはや製造されていない、スターウォーズの「R2-D2」ロボットが人気アイテムになっている。
小売業者らによると、これらのロボットはどちらも約100ドルで販売されることを想定して作られたものだという。しかし、玩具メーカーのWow Weeが「技術と人間性の融合」と称するRobosapienは、 Amazon.comのようなEコマースサイトではわずか89ドルで販売されているのに対し、R2-D2には250ドルを超える買値がついている。
「R2-D2ロボットは探し出すのが難しくなっており、価値は上がる一方だ。eBayとコレクターショップ以外でこれを探し出すのは不可能に近い」と、あるeBayユーザーは自分のウェブサイトで述べている。
ホリデーシーズンにこのようなロボット戦争が繰り広げられると、eBayの存在感を改めて思い知らされる。eBayのサイトに行けば、他では手に入らない掘り出し物を見つけることができる。しかし、当然のことながらこうした商品には高い値がつく。eBayのサイトを訪れると、「1970年代以前に製造された麻雀セット」や「Graham Farish製の鉄道模型」、「Howdy Doody(1950年代の子供向けテレビ番組)関連商品」などがオークションにかけられている。
50ドルで売りに出された「新品、未開封」のR2-D2には16人の買い手がつき、米国時間17日朝現在、257.50ドルの買値がついている。多少キズのある開封されたR2-D2で、コピーのマニュアルが添付されたものでも通常、100ドル以上の値がつく。
格納式のアームで12オンス(約340グラム)の缶を持ち上げることができるスターウォーズのR2-D2ロボットを製造したのはHasbroとIndustrial Automationだ。
Robosapienも、なかなかのものだ。科学者によって設計されたRobosapienには、「カンフー」を含む67種類の動作があらかじめプログラムされている。小売業者らによると、一連の動きをプログラムすることも可能な同ロボットは今年のヒット商品だという。Sharper ImageのEコマースサイトでは、Robosapienの動作する様子をとらえたビデオが公開されている。
しかし、なかにはこのビデオを見ても驚かないコンシューマーもいるようだ。あるユーザーは「(ビデオを見て)とてもがっかりした。Aiboを買うためにせっせと貯金するか、eBayでR2-D2を探すことにする」とウェブサイトで述べていた。
なお、SonyのAiboには、1900ドルの値がついている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」