オランダのRoyal Philips Electronicsは、Blu-ray Disc(BD)のほかCD-R/-RW、DVD+R(DL)/+RWの読み書きが可能なオールインワン型光ピックアップユニット(OPU)「OPU81」を開発した。同社が現地時間7月15日に明らかにしたもの。
OPU81は、赤外線(780nm)/赤色(650nm)/青色(405nm)という3個のレーザー発振器と検出器1個を単一OPUとして統合。同じ光路で3種類の波長を利用可能とした対物レンズにより、現行製品のOPU66と同程度の「コンパクトで、柔軟性の高いトリプルライターOPUを実現した」(同社)。アクティブコリメーターを用いるレンズによって、記憶容量50Gバイトの2層BDメディアの読み書きにも対応。
「製品の厚みが半分のドライブやスリム設計のセットトップボックスにも、OPU81は容易に組み込める」(同社)
OPU81の量産開始は2006年の予定。量産品の価格は、消費者向け製品を意識したものにするという。今後は、「より高出力のレーザーを取り入れ、速度の向上を図る」(同社)としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」