米Seagateは3月10日、垂直磁気記録方式により12Gバイトの容量を実現した1インチHDD「ST1.3シリーズ」を、2006年第3四半期から出荷開始すると発売した。
今回発表されたST1.3シリーズは垂直磁気記録方式を採用し、現在販売している1インチHDDより23%の小型化(40mm×30mm×5mm)を図りながら、ストレージ容量は50%増大し、消費電力を30%低減した。これにより、デジタルオーディオプレイヤーやポータブルメディアプレイヤー、携帯電話などさまざまな携帯機器に対して、小型かつ大容量のHDDを組み込むことが可能になると説明する。
「ST1.3シリーズ」(左)と現行モデル(右)
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また、機器の動作時に読み出しヘッドを自動でトラック上に維持する「RunOnテクノロジー」、機器の落下を感知して0.3秒以内にヘッドをプラッタから離す「Gフォース保護テクノロジー」など、動きの激しい環境での使用も考慮。Gフォース保護機能の一部として、オプションでドロップ・センサーも提供される。
同社では、2.5インチで160Gバイトを達成した「Momentus 5400.3」、今回のST1.3シリーズに続き、今後は3.5インチ製品にも垂直磁気記録方式を採用していく予定だ。
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