ワシントン州レドモンド発--「PlayStation 3」の方が強力なエンジンを搭載しているのではないかという指摘もある中、MicrosoftのBill Gatesは「Xbox 360」への自信を表した。
Gatesは米国時間28日、金融アナリストとの会合の質疑応答の中で「われわれの製品もフェラーリ、彼らの製品もフェラーリだ」と述べた。「われわれのフェラーリは彼らのフェラーリよりも、早いスタートを切ろうとしている。大抵のレースにおいて、これは非常に有利なことだ」(Gates)
MicrosoftのXbox 360は、米国、欧州、日本にて年内に発売される予定。一方で、強力なCellプロセッサを搭載するソニーのPlayStation 3は、来春発売される予定だ。
Gatesは、前回はソニーに先を越され、そのため全体的にXboxの販売は不調だったと述べた。
「前回は、今回とは逆の方法を試してしまった」とGatesは言う。
Xboxチームを率いるMicrosoftのシニアバイスプレジデントRobbie Bachは、ソニーのPlayStation 3に明らかな優位性があるようには見えないと語った。
「いくつかの分野ではPlayStationの方が速い。いくつかの分野ではXboxのほうが速い」とBachはいう。「ハードウェアに対する評価は、最終的に五分五分となるだろう」(Bach)
ソニーの広報担当から、これらの発言について直ちにコメントを得ることはできなかった。
Microsoftは今回、開発を容易にするツールを「隠し玉」として用意しており、こうした開発者サポートの強化策も同社にとってプラスに働くはずだとBachは言う。開発者たちの間では、家庭用ゲーム機のソフト開発費用がどんどん上昇することについて、懸念の声があがっていた。
Bachによると、現在開発中のXbox 360対応ゲームは160タイトルあるという。2005年末までには25〜40タイトルが発売される予定で、うち15タイトルはXbox 360の発表と同時に発売される。
アナリストには完成間近なタイトルの1つで、Microsoftが制作中の「Project Gotham Racing 3」のデモが披露された。
しかし、アナリストは自分でゲーム機を操作することは出来なかった。また、展示されたゲーム機も厚いプラスチックケースの中に納められており、多くのアナリストたちはゲームに触れることが出来ず、がっかりしていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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