イー・アクセスは7月12日、インテルと共同でW-CDMAに対応した携帯電話端末を開発すると発表した。インテルのプロセッサを搭載した携帯電話端末の仕様を共同で検討する。
両社が開発する端末は、インテルが小型携帯機器向けに設計したXScaleアーキテクチャに基づくプロセッサと、汎用OSを搭載する。汎用のプロセッサやOSを利用することで、携帯電話端末メーカーやソフトウェアベンダーは開発費用を軽減でき、開発期間を短縮できる。このため、イー・アクセスの携帯電話サービスに対応する端末やソフトのラインアップを増やせると同社では見ている。また、ユーザーは自分の利用したいアプリケーションが簡単にインストールできるため、利便性が高まるとしている。
なお、両社によればXScaleアーキテクチャを使用して、オープンプラットホームを実現する携帯電話は日本初という。
イー・アクセスは総務省が携帯電話事業に新規参入する事業者向けに用意した1.7GHz帯を使って、2007年3月までに携帯電話事業を開始する計画を立てている。NTTドコモやボーダフォンと同じW-CDMA方式、および下り最大14.4MbpsのHSDPA方式を使った携帯電話サービスを提供するが、サービス開始時はデータ通信に特化する方針だ。
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