東芝、HDDが交換可能な160GバイトHDD内蔵液晶テレビを発表

永井美智子(編集部)2005年04月18日 21時52分

  東芝は4月18日、薄型テレビ「face」シリーズの新製品として、160GバイトのHDDを搭載した液晶テレビ「LH100シリーズ」3機種を発表した。5月下旬より販売する。

 LH100シリーズはユーザーがHDDを取り外せる点が特徴だ。これまでHDD内蔵のテレビは日本ビクターや松下などから発売されていたが、HDDをユーザーが自分で交換することはできなかった。取り外し可能にすることで、HDDが故障した場合でもテレビごと修理に出す必要がなくなる。交換ユニットの価格はオープンだが、5万円前後となる見込みだ。

160GバイトのHDDを搭載した液晶テレビ「LC100シリーズ」。土台部分にHDDが搭載されている

  また、東芝のHDD/DVDレコーダ「RDシリーズ」と同様に、パソコンやPDA、携帯電話からメールを使って録画予約をできる点も特徴だ。これにより、外出先からでも録画予約ができるようになる。

 LH100シリーズは、ホームネットワークの規格であるDLNAガイドラインに対応したハイエンドモデルの「LZ100/150シリーズ」と、ローエンドモデルの「LC100シリーズ」の中間モデルとして位置付けられている。東芝は今回のLHシリーズと、2005年夏に予定している42V型、20V型の液晶テレビの投入によって、2005年度の国内薄型テレビ市場でシェア15%、世界シェア10%を目指す方針だ。なお、2004年度は国内シェアが約10%、世界シェアが約7%となっている。

 LH100シリーズの独自機能としてはこのほか、ニュース番組を自動的に一時保存する「今すぐニュース」機能と追いかけ再生機能の「ちょっとタイム」機能がある。 今すぐニュース機能はユーザーが指定したニュース番組を自動的にHDDに一時保存するもの。ニュース番組は最大9番組まで指定することができる。ただし、保存される番組は直近の1番組に限られる。

  ちょっとタイム機能は、ボタン1つで内蔵HDDに番組を録画・再生する追いかけ再生機能だ。同様の機能はHDDレコーダーでは一般的だが、テレビに内蔵したHDDに番組を撮りためることで、たとえばテレビ視聴中に来客などで席を外さなければいけなくなったときにわざわざHDDプレイヤーを起動する必要がなくなるという。

  地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンに対応する。長時間録画モードの場合、最大156時間の録画が可能だ。画面サイズは37V型、32V型、26型の3種類で、いずれも価格はオープンとなっている。市場想定価格と月産予定台数は以下の通り。

  • 37V型「37LH100」:50万円前後、月産2000台
  • 32V型「32LH100」:35万円前後、月産4000台
  • 26V型「26LH100」:31万円前後、月産3500台

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