アップルコンピュータ株式会社は12日、次期Mac OS X「Tiger」(Mac OS X ver. 10.4)を4月29日に発売すると発表した。価格は1万4800円(本体価格 1万4095円)。また、5ユーザライセンスのファミリーパックも2万2800円(本体価格 2万1714円)で用意される。
Tigerには、書類、電子メール、コンタクト情報、画像など、Macに保存されたあらゆるデータを瞬時に検索することができる革新的なデスクトップ検索技術である「Spotlight」や、「ウィジェット」と呼ばれるミニアプリケーションを使って、世界時計やカレンダーなどの重要な情報に瞬時にアクセスするための新機能「Dashboard」を含む、200以上の新機能と新技術が搭載される。
「Mac OS X Tigerは、これまでで最も革新的かつ安全なデスクトップオペレーティングシステムで、SpotlightやDashboardなどの画期的な新機能は、コンピュータの使い方を一新し、競合他社はこれらの機能を真似ようと必死になるでしょう」と、同社CEOのSteve Jobsは述べている。
新機能ではこのほかに、RSSリーダーを組み込んだブラウザの「Safari」、新しいビデオ圧縮技術H.264に対応したiChatや、マクロ作成機能の一種である「Automator」などが含まれる。
さらにアップルでは、サーバ版のTiger、「Mac OS X Server ver. 10.4」も同じく29日に発売する。価格は5万2000円(10クライアント版、本体価格4万9524円)および9万8000円 (Unlimitedクライアント版、本体価格9万3333円)。
新たに追加される機能としては、刷新されたiChatサーバや、Weblogサーバ、Xgrid、ウイルスの検索と隔離を行なう「Adaptive Junk Mail Filtering」などがある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス