東日本旅客鉄道(JR東日本)は、2006年1月より非接触IC搭載の携帯電話をSuicaの代わりに使えるサービス「モバイルSuicaサービス」を開始する。携帯電話をかざせば駅の改札が通れるほか、駅構内の店舗などで買い物をすることも可能だ。
本サービスに先立ち、同社では2005年3月1日から実際の駅構内でフィールド実験を行っている。ここでは報道陣に公開された実験の様子をレポートする。
読み取り精度は端末の向きにより異なる
実験はJR上野駅で行われた。NTTドコモのF901iCを使って改札機を通ったところ、FeliCa搭載面を読み取り部分に向けた場合は問題なく通過できた。ただし、背面の液晶側を向けた場合は反応しなかった。また、携帯電話機の側面を向けた場合は、2回に1回程度の反応率だった。なお、JR東日本では端末の読み取り精度に関する実験は行っていないという。
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