Microsoftがいま最も力を入れていることの1つは、他社にMedia Center専用ソフトウェア/アドオンを開発してもらうことだ。
同社はハードウェア関連でも、LogitechやRoyal Philips Electronicsを含む多数の汎用リモコンメーカーが、ほかのホームシアター機器と一緒にMedia Center PCをコントロールできる製品を今後発売していくことを5日に発表した。
また、Media Centerの「10-foot experience」--同社ではリモコン操作時のインタフェースをそう名付けている--向けに専用コンテンツを制作する企業も増えつつある。Microsoftは6日、先ごろ提携したReutersやNational Public Radioなどに加え、Discovery Channel、Fox Sports、TitanTV、XM Satellite Radio、YahooがMedia Center用のチャネルを制作中であることを発表した。
Microsoftはさらに、Media Centerのソフトウェアインタフェースの普及も進めようとしている。同社はすでに、自社のPortable Media Centerデバイスでほぼ同じアプローチを取っている。Gatesは5日、Microsoftがデジタルビデオ録画機能のインタフェースとコードを韓国のLG Electronicsにライセンス供与することを発表した。LGはテレビ番組をハードディスクに録画できるDVDレコーダを製造する。
Media Centerは、「マイ テレビ」「マイ ピクチャ」「マイ ミュージック」などの機能と直接リンクした四角いボタンのシンプルなインタフェースを採用している。
「この外観がかなり認知されるようになってきた」とKleynhansは言う。
Microsoftはさらに、Media Center PCの画質を独立系のテスト機関が証明するという取り組みも開始した。この動きは、初期のマシンの画質が場合によっては100ドル未満のDVDプレイヤーよりも劣るとして批判されていたことを受けたもので、この種のPCがどれほど進化したかを証明するために考えられたものだ。
Kleynhansによると、Microsoftは画質を改善し、またMedia Centerのインストールベースを拡大したことで、他社から大々的な支援を得られるようになったという。
「Microsoftは、Media Centerを中心にした全体的なビジネスモデルを作り上げる前に、これを製品として確立しなくてはならなかった」(Kleynhans)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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