Microsoftが、インターネット経由で自宅のMedia Center PCを遠隔操作できる機能を発表した。
新機能の名前は「MSN Remote Record」。これを利用すると、Media Centerの最新バージョンのユーザーは、インターネット接続されたPCを使ってテレビ番組の録画を予約できる。
つまり、こういうことだ。職場に着いてから、テレビドラマ「ザ・ホワイトハウス(原題:The West Wing)」の録画を予約し忘れたことに気付いたとしよう。こういうときも、昼休みに慌てて家に帰る必要はない。インターネット経由で録画を予約できるからだ。
Microsoftは先月、エンターテインメント指向オペレーティングシステム(OS)の「Windows XP Media Center Edition 2005」を発表した際、このような機能を提供すると述べていた。
現在、この機能はベータ版として公開されている。このソフトウェアを入手するには、「BetaPlace」というMicrosoftのウェブサイトにユーザー登録する必要がある。同社の発表によると、正式版のリリースは2005年初めになる見込みだ。
ライバルのTiVoは、既に類似の機能を同社のウェブサイトで提供している。
「この機能は、ウェブサイトで提供している機能のうち最も人気が高い。利用者は毎週増え続けている」とTiVoの広報担当Kathryn Kellyは言う。Kellyによると、TiVoでは同サービスの具体的な利用者数を公表していないという。
MSN Remote Recordでは、放送時間終了前ならいつでも録画リクエストを自宅のPCに送信できるが、録画されるのはリクエストを受け付けた後に放送された部分だけだ。同社によれば、リクエストは通常数秒間で自宅のPCに届くという。PCの電源が切れている場合など、なんらかの理由でPCにリクエストが届かない場合、Remote Recordは15分ごとにリクエストを送信し続ける。このリクエストは、24時間後または放送終了時刻のうち、どちらか早い方の時間まで送信し続けられる。
この新しいツールはMedia Center 2005を搭載しているPCで利用することができ、米国およびカナダのユーザー向けに提供されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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