ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は11月15日から、東京、大阪、名古屋の主要駅構内において新携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の実機を展示する広告を始めた。12月12日の発売に向け、認知度を高めるのが狙いだ。
PSPは同社の家庭用ゲーム機「プレイステーション2」並みの画像処理能力を備える。IEEE 802.11bの無線LAN機能を利用してゲームコンテンツのダウンロードやネットワーク対戦などが可能だ。専用のUMDというディスクを利用し、音楽や映画の再生にも対応する。価格は2万790円。
今回の広告ではPSP用のソフト「みんなのGOLF ポータブル」「どこでもいっしょ」「リッジレーサーズ」「ことばのパズル もじぴったん大辞典」の4タイトルの映像が流れる。「とにかく実物を見てほしい。大きな液晶を使った美しい画像は見なければわからない。東京ゲームショウ 2004でも展示をしたが、もっと幅広い人たちに見てもらいたい」(同社)
ライバルの任天堂はニンテンドーDSを実際にプレイできるイベントを開催しているが、今回のPSPは展示のみで操作することはできない。この点については、「近いうちにソニービルなどのショールームで実際に体験できる場を設けたい」(同社)としている。
PSPの出荷予定台数は日本、欧州、米国を合わせて2005年3月までに300万台としている。
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