東芝は2日(米国時間)、同社が60Gバイトの容量を持つ1.8インチハードディスクのリリースを計画していると発表した。これにより、さらに大容量のiPodが発売される可能性が高まってきた。
この60Gバイト小型ハードディスクは、台湾で開かれているComputexトレードショーで発表されたもの。東芝の米国法人によると、この製品は今夏もしくは初秋に発売される予定だという。
Apple Computerでは通常、今後発売予定の製品に関するコメントは行わない。しかし同社はこれまで、新しい大容量の小型ハードディスクが発売されるたびにそれを採用し、iPodのストレージ容量の上限を引き上げており、現在出回っているモデルの最大容量は40Gバイトとなっている。
Appleによると、40Gバイトのハードディスクにはすでに1万曲を保存できるだけの容量があるという。同社は従来、iPodには東芝の1.8インチディスクを使用してきているが、iPod Miniのほうには日立製の1インチの4Gバイト・ハードディスクを採用している。
東芝の関係者は、今回発表となった60Gバイト版がiPodに採用されるかどうかは明らかにしなかった。
Appleは、このハードディスクについてのコメントを差し控えている。
デジタル音楽プレイヤーやデジタルビデオレコーダーなどの家電製品で、データの保存にハードディスクを利用する製品がますます増えている。
東芝が発売予定の1.8インチディスクには、30Gバイトのデータを保持できるディスクが2つ搭載され、容量が大幅アップする見込みだ。同社が現在出している最大容量の1.8インチディスクには、2つの20Gバイトディスクが搭載されている。
東芝ではこのほか、直径0.85インチの超小型ディスクも生産している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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