シャープは8月26日、厚さ9.7mmの携帯電話用CCDカメラモジュールを開発したと発表した。型番は「LZ0P3721」。縦13.5mm、横11mmで容積は約1.44cc。「メガピクセルクラスのカメラ付き携帯電話用として、業界最小、最薄のCCDカメラモジュール」(同社)。携帯電話の大きさや厚みを変えない高画素カメラのニーズに応えたとする。
同モジュールは、「フレームインターライン転送(FIT)方式」を採用した1/4型メガピクセルCCDに、信号処理用DSP、CCD周辺IC、レンズ、受動部品などを組み合わせたもの。FITは低フレーム動作時に、スミア(太陽などの強すぎる光源によって写真に光の筋が入ってしまう現象)の抑制が可能なCCDの規格。
最低被写体照度は2ルクス。160×120ドット出力で7倍まで電子ズームが可能。フレームレートは7.5fps。消費電力は650mW。映像出力インタフェースはUYVY-8bit。レンズF値はF2.8。
シャープはこのLZ0P3721に加え、同性能で
CCDカメラモジュール<LZOP3721>
サンプル出荷は9月から開始、10月には量産を始める予定。単価はLZ0P3721が1万1000円、LZ0P3726が1万3000円。2機種合計で月産50万個を予定する。
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