小売店の大規模ネットワークという壮大な計画を描いてきたApple Computerが、物事をコンパクトに考え始めている。
同社では現在、アップルストアのミニバージョン開設による小売店舗のネットワーク拡大を計画している。Appleの最高財務責任者(CFO)Peter Oppenheimerは米国時間13日、決算報告のために開かれた電話会議の席上で、同社が小型店舗を6カ所で開設する計画であることを認めた。
Oppenheimerは、これらの小型店舗を開設することで、Appleはより多くの場所でより多くの人々に対応できるようになると述べたが、詳細は明らかにしなかった。
Appleは14日、スタンフォード大学近辺のショッピングモール内にある同社の小売店舗で記者会見を行う予定だ。この店舗は、カリフォルニア州パロアルトにある別の小売店舗のすぐ近くにある。
2001年5月に1号店をオープンさせたAppleは、ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコなどに「フラグシップ」店を構えるなど、大型店舗の運営を試みてきた。同社は海外でも店舗を運営しており、日本では既に複数の店舗を開設しているほか、今後はロンドンでも店舗を開く予定だ。
これらの店舗は同社の売上増大に一役買っている。Appleは13日に予想を上回る決算を発表した。そのなかで同社は、小売売上高が昨年と比べて2倍以上に増えたと述べ、四半期の売上高が3億7600万ドルだったことを明らかにした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス