2010年もあっという間に半分以上が過ぎてしまった。そこで上半期のまとめとして、1〜6月に紹介した本の中から10冊を厳選し、改めて紹介する。激暑も吹き飛ばす「熱い」本で自分に「カツ!」を入れよう。
●「ツイッターノミクス」(文藝春秋)
ソーシャルネットワークサービスを利用するのに、欠かせない「お金」以外の価値観「ウッフィー」を広めた本である。ウッフィーは、インターネットで結びついた人間同士の信頼や影響力によって生まれる。企業も人も、オンラインコミュニティなしではもはや生きられない。本書で、ソーシャルネットワークサービスの本質を理解しておく必要がある。
●ネットがあれば履歴書はいらない(宝島社)
「ツイッターノミクス」でインターネット世界の新しい価値観を知ったら、次は個人の見せ方が重要になる。名前を検索するだけで、情報が簡単に検索できてしまう時代だからこそ、人からどのように見られているのかに注意を払う必要がある。今後のビジネスのあり方を見据えて、個人の専門性の向上と、効果的なセルフブランディングに迫る1冊。
●「グーグル時代の情報整理術」(早川書房)
表面的に整理するだけではなく、人間の行動と心理を巧みに利用し、仕事とプライベートを融合させる総合的な情報整理術を、グーグルの元最高情報責任者が指南する。脳のしくみ、デジタルツールとアナログツールの活用法、気持ちの整理など、人間の営み全体を俯瞰した内容のため、ある程度まとまった休みが取れる時に、じっくり読むのに向いている。
●TOEIC TEST 3カ月で高得点を出す人の共通点(祥伝社)
企業内でのTOEICスコアの重要性が急激に増している。突然、業務命令で一定の点数を求められるようになったという学習者は多い。短期間で高得点を出さなければいけなくなった学習者は、焦って様々な勉強法を取っ替え引っ替えし、逆効果になってしまっている。そのような悪循環から抜け出すのに必要なことは何なのか。本書では、メンタル面の問題に対して、解決の糸口が見つかる。
●「『1年続ける』勉強法」(ダイヤモンド社)
試験に合格するために必要なことは何か。それは、「合格するまで勉強を続ける」ことである。そして勉強を続けるために必要なことは特別な勉強法などではなく、勉強のためにいかに生活習慣を変えられるかということである。本書を参考に1人での勉強と、仲間との勉強のそれぞれのメリットを活かして、「合格」までの道のりを完走して欲しい。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力