どんな勉強法であっても、たった1つのことができなければ、試験の合格はあり得ない。それは、合格するまで続けて勉強することである。本書は、そんな「当たり前」だが見失いがちなことに気付かせてくれる。
本書で述べられているのは、「勉強法」というよりは、勉強を続けるための「生活習慣の変更法」だ。難しい試験の合格を目指すからといって、やみくもに長時間勉強すればいいというものではない。計画作りやノート作り、テキスト探しに躍起になりすぎて、本来しなければならない勉強そのものをができていなければ、試験の合格は遠い。どれほど効率的で良い勉強方法でも、試験に合格するまで続けるには、生活スタイルの見直しも必要だ。
さらに、勉強仲間を作る事が、勉強を続ける上で意外にも大きなメリットになるそうだ。一人で勉強しながらも、ときには仲間同士で情報交換をしたり、励ましあったりして、一人ではできないことをすることで、長丁場を乗り切る活力がわいてくる。
「試験の合格」という目標を達成するためにもがいているならば、本書を読んで肩の力を抜いてみよう。次の一歩を踏み出しやすくなるかもしれない。
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