お金が貯まらない人を90日間で「貯まる人」にする、「90日間貯金プログラム」を披露した「年収200万円からの貯金生活宣言」の続編。本書では、お金の使い方を徹底的に見直して、「正しい」お金の使い方をさまざまな事例を交えて説明する。
著者は「お金はいざ使うべきときや使いたいときに、ぞんぶんに使ってこそ意味がある」という。そのためには、目標や目的をはっきり持って貯金するのが理想的だ。だが、まずは自分のお金の使い方を知らなければ、貯金はできないうえ、貯金できたとしても、そのお金は「正しく」使えない。
また、家計簿をつけてもただ記録しているだけではダメで、記録を活かして生活を改める必要がある。お金を使うことは自分の「生活」そのものであるから、生活が乱れていれば家計も乱れるのは当然の成り行きであるという。家計を見直すときには、お金を「浪費・消費・投資」のどこに使っているかを考え、浪費や消費が多ければやめるか減らすかしなければならない。
自分はなぜお金が貯まらないのかという原因をしっかりと把握するためのチャートやチェックリストがあって分かりやすい。さらに、老後や子供の資金など、将来必要になるお金の貯め方のほか、借金にまつわる嘘と真実など、いつ自分の身におきてもおかしくない事例が豊富にあり、「正しい」お金の使い方がいかに重要かが分かる。
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