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「電子メールの父」レイ・トムリンソン氏、74歳で死去

2016/03/08 11:18
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UPDATE 電子メールは今でもよく利用されている。だが、われわれが電子メールを使えるようになったのは、Bolt, Beranek and Newman(現BBN Technologies)にいた若きネットワークエンジニアRay Tomlinson氏のおかげだ。そのTomlinson氏が、74歳で心臓発作のために早すぎる死を迎えた。

 1971年当時、エンジニアたちは、インターネットの起源となったARPANETを使って何ができるかを考え出そうとしていた。

 Tomlinson氏は、以前「PDP-10」のOS「TENEX」にトランスミッションコントロールプロトコル(TCP)を実装した経験があったため、電子メールシステムを作ろうと考えた。同じコンピュータ上で誰かにメッセージを送るというアイデアは、1960年代からすでにあった。だがTomlinson氏は、異なるコンピュータのユーザーどうしがメッセージを簡単にやり取りできる方法があるはずであり、それができれば非常に便利だと考えたのだ。

Ray Tomlinson氏
Ray Tomlinson氏
提供:Raytheon/BBN

 Tomlinson氏は、自身が以前に考案していた「CPYNET」と呼ばれるファイル転送プロトコルを使って、初の電子メールシステムを作り上げた。この初の電子メールプログラムは、Tomlinson氏によって「SNDMSG」と名付けられた。

 Tomlinson氏はNational Public Radio(NPR)とのインタビューで、自分のオフィスにある2台のコンピュータでメッセージをやり取りしてみせた後、こう回想した。「2つのキーボードは10フィート(約3m)ほど離れた場所にあった。1台のコンピュータからもう1台のコンピュータまで椅子を転がして移動できたので、1台でメッセージを打ってはもう1台の方に移動して、送信した内容を確認したものだった」

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