Dellは、7インチの画面を搭載した、同社2つ目の「Android」搭載タブレットを今後数週間のうちに発表する見通しである。また、10インチモデルも、2011年中に登場するかもしれない。
Dellの大中華圏担当プレジデントを務めるAmit Midha氏は米国時間9月29日付けのThe Wall Street Journal(WSJ)のインタビューで、新しいタブレットの登場を認めた。これに先立ち、同社最高経営責任者(CEO)のMichael Dell氏は先週、Oracle Worldで、7インチタブレットをちらりと見せたが、詳細についてはまったく語らなかった。
Midha氏はThe Wall Street Journalに対し、「Michael(Dell氏)が先週Oracle Worldでちらりと披露したが、もうすぐ、数週間以内に、ローンチ予定である」と述べた。
Dellによる発表はまだないが、新しいタブレットは、Engadgetが2010年4月に、リークしたDellの社内文書から情報を入手した、7インチでAndroid搭載の「Looking Glass」という名称のタブレットと同じである可能性が高い。そうであるとすれば、「Android 2.1」(現在までにアップデートされている可能性はある)、「Nvidia Tegra 2」プロセッサ、800×480ピクセル画面、1.3メガピクセルカメラ、4Gバイトのストレージという仕様であると報じられている。同タブレットは、32GバイトSDHCカードで拡張可能で、オプションでテレビチューナーを搭載するといわれている。
この7インチタブレットは、Dellが現在提供している5インチの「Streak」に加わることになる。Streakは最初に欧州で発売され、2010年8月から米国でもDell.comから提供されている。同社によると、Streakは近々Best Buyで販売される予定であるという。
しかしDellは、5インチと7インチのタブレットでとどまっているわけではない。Midha氏はThe Wall Street Journalに対し、10インチのタブレットに加え、さらに3インチと4インチの端末(おそらくはスマートフォン)を今後6〜12カ月の間に市場に提供する予定であることを明らかにした。Dellはこれまでのところ、Androidのみを搭載しているが、Midha氏は、新しい端末の一部では「Windows」も稼働する予定で、Dellは同社製品の一部にGoogleの新しい「Chrome OS」を使用することを検討中であると述べた。
Dellの新しいタブレットが参入する市場は、新しいものの成長が著しく、Hewlett-Packard(HP)、Research In Motion(RIM)、サムスン、LGなどの企業が少しずつシェアを拡大している。しかしもちろん、この市場を独占するのはAppleの「iPad」である。そしてDellと同様に、Appleもじっとしているわけではなく、より薄型で多くの機能を搭載したiPadを2011年前半に発売する準備を進めていると報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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