アップルの「iPhone」、スマートフォンの顧客満足度で首位に--米調査 - (page 2)

文:Lance Whitney(Special to CNET News) 翻訳校正:湯本牧子、小林理子2010年06月01日 13時51分

 ChangeWaveはまた、各スマートフォンで稼働するモバイルOSについても尋ねた。「iPhone OS」が最も高い評価となっており、調査対象者の71%が非常に満足していると回答した。ただしGoogleの「Android OS」がわずかな差で2位につけ、Android OS搭載スマートフォン所有者の67%が、同OSに非常に満足していると回答した。

 Palmの「webOS」が3位となり、顧客の57%が非常に満足していると答えた。これに次ぐRIMのOSでは満足度は37%となり、さらに下位につけた「Windows Mobile」となると、同じ評価を下した利用者はわずか24%だった。

 スマートフォンの所有者は、自分のスマートフォンのどういったところが気に入っているのだろうか。iPhoneユーザーは、重視する機能としてアプリケーション、使いやすさ、インターネットアクセスを挙げたのに対し、Motorolaファンはアプリケーション、インターネットアクセス、GPSおよび地図機能を気に入っている点に挙げた。

 では、気に入らない点についてはどうだろうか。iPhoneの所有者は最大の不満として通信事業者のAT&Tを挙げ、続いてバッテリ寿命、マルチタスクへの非対応(「iPhone OS 4.0」が登場すれば、この制約は修正されることになっている)を挙げた。Motorolaユーザーはバッテリ寿命、画面、一般的な機能性を最大の不満として挙げた。

 調査対象者は、スマートフォンを選んださまざまな理由についても触れている。iPhone所有者はアプリケーション、各種機能と機能性、使いやすさと信頼性を主な要因に挙げた。Motorolaの顧客は通信事業者のVerizon Wireless、各種機能と機能性、Android OSを最大の購入動機として挙げた。

 当然のことながら、今回の調査では、VerizonをはじめとするAT&T以外の通信事業者がiPhoneの販売契約を獲得する可能性をめぐる、消えることのないうわさにも踏み込んでいる。ChangeWaveは調査参加者に対し、現在利用している通信事業者を通じてiPhoneが利用可能だったとしたら、今と同じスマートフォンを購入しただろうか尋ねた。これに対し、全体の32%がiPhoneを購入すると答え、29%が分からないと答えた。

ChangeWave survey 提供:ChangeWave

 内訳を見ると、iPhoneを選んだだろうと答えたユーザーの割合はPalm製スマートフォン所有者で46%、Motorola製スマートフォン所有者で40%だった。

 ChangeWaveによる今回の調査は、4月21日から5月2日の間に聞き取りで実施され、過去半年以内にスマートフォンを購入した消費者が対象となっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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