Googleは、「Android 2.2」(開発コード名「Froyo」)を同社の携帯電話「Nexus One」のユーザー向けに提供開始した。
Froyoのアップデートに関する米国時間6月28日付けのブログ投稿によると、「28日から、Nexus Oneユーザーに対し、Android 2.2(開発コード名「Froyo」)のOver The Air(OTA)ソフトウェアアップデートを提供開始する」という。「このアップデートは、段階的に提供され、今週末までにはほとんどのユーザーが通知を受ける予定である」(28日付けのブログ投稿)
Froyoでは、性能の向上、携帯電話を他のコンピュータがインターネットにアクセスするために利用可能なモバイルWi-Fiホットスポットにする機能の追加、電子メール、カレンダー、連絡先管理に広く使用されているMicrosoftの「Exchange」ソフトウェアに対するサポートの強化、「Android Market」インターフェースの効率化が提供される。機能の一覧については、GoogleのAndroid 2.2 Platform Highlightsページで参照できる。
また、GoogleとAdobe Systemsの両社が強く推進する提携により、Android 2.2はAdobeの「Flash Player 10.1」をサポートする。Adobeは、Froyoが市場に提供されるときに、同ソフトウェアの正式版をリリースすると述べた。
大部分がオープンソースソフトウェアである「Android」は、Appleの「iOS」の強力な対抗馬であると同時に、Research in Motion(RIM)の「BlackBerry OS」、Palmの「webOS」、Nokiaの「Symbian」、Microsoftがリリース予定の「Windows Phone 7」など、他のいくつかのスマートフォンOSと競合する。しかし、新世代の高度なスマートフォンOSの扉を開いたのはAppleのiOSであり、同OSは、通常の携帯電話に加えて「iPod Touch」や「iPad」で稼働するという事実に支えられ、市場を先導している。
しかしGoogleは次々と機能を追加しており、Androidの販売は好調で、現在、毎日16万台のAndroid搭載携帯電話がアクティベートされている。HTC、Motorola、サムスンなど多くのメーカーが、Android搭載電話を製造しており、さらに多くのAndroid搭載端末が登場することが予測される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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