Dropboxは米国時間8月3日、メモ作成・共有ツール「Paper」のオープンベータ版の提供を開始したと発表した。また同社は、このPaperについて「Android」および「iOS」向けアプリもリリースした。
Paperは、「Box Notes」「Google Docs」「Microsoft Office」「Evernote」「Slack」などと競合するサービスだ。この分野では、1日にSalesforceがQuipを買収したことが明らかになるなど、競争が一層激しくなっている。
DropboxがPaperのプライベートベータ版の提供を開始してから、もう少しで1年になる。同社によると、ユーザーから受け取ったフィードバックにもとづき、製品を改善しているという。たとえば、表および画像ギャラリーの充実、文書のふるい分けをする検索機能の改善、そしてデスクトップおよびモバイルへの通知機能の追加などだ。
また、Google Docsと競合するにもかかわらず、Dropboxによれば、Paperは「Google Calendar」との連携も可能だという。
ここ1年の間に、Dropboxは法人向けビジネスに一段と力を入れてきた。クラウドベースのストレージ事業を主力とする同社は、7月末にも管理ダッシュボードの新機能を発表。文書の共有、整理、セキュリティをフォルダレベルでコントロールする機能を追加したばかりだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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