Googleが「Destinations」と呼ばれる「Google Search」の新機能の提供を開始した。これはユーザーの旅行に関連した問い合わせをとりまとめ、モバイル機器の1つの画面に表示する機能だ。
この新機能は、「Europe(ヨーロッパ)」などの地域名に続けて「destinations(目的地)」または「vacations(休暇旅行)」といった単語をタイプすると呼び出され、Googleの旅行関連プロダクトである「Google Flights」やホテル検索機能と統合されている。
Destinationsが利用可能なのはモバイル検索のみで、当面は米国と一部の市場だけを対象に提供される。
また、この機能はたとえば「Spain surfing(スペイン サーフィン)」や「New Zealand hiking(ニュージーランド ハイキング)」といったように、地域名とアクティビティを組み合わせた検索でも立ち上げることができる。
このようにすべての情報が1つの画面にまとめて表示されることで、旅行に関するさまざまな問い合わせへの答えを探すときに、ブラウザの異なるタブにあるリンクや、時には異なるアプリを切り替えながら見る必要がなくなる。こうした項目の例としては行き先、訪問に最適な時季、そして何よりも重要なホテルやフライトの価格などが挙げられる。
Destinationsにはまた、複数の行き先について季節ごとの価格変動を知るために、月単位で検索結果を絞り込む「前後の日付表示」フィルター機能もある。
Google Flightsやホテル検索との統合により、ユーザーは検索アプリですぐに航空券やホテルの価格を知ることができる。ただし、Google Flightsやホテル検索を単独で利用した場合と同様に、ユーザーが行った予約の情報は、航空会社やホテルのようなパートナー企業、あるいはこれらの業界のアグリゲータの手に渡ることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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