モバイル開発者向けツールを手がけるParseは米国時間1月28日、サービスを徐々に縮小し、2017年1月28日に完全に終了することを明らかにした。Parseは2013年4月、8500万ドルでFacebookに買収された。
Parseの共同創設者であるKevin Lacker氏は、「われわれは、皆さんの多くがParseを頼りにしてきたことを承知しており、今回の移行をできるだけ円滑に進められるよう努めている」と述べた。「皆さんと共に仕事ができて楽しかったし、皆さんがこれまで構築したものに対して深い賞賛の念を抱いている。Parseを利用してくれて感謝している」(Lacker氏)
Parseを利用していた開発者は、「iOS」向けと「Android」向けのアプリを構築する際に、同社が提供する拡張性のあるクラウドベースのクロスプラットフォームサービスやツールの恩恵を受けている。Parseは買収されて以来、カスタム設計のイベントを測定するアナリティクスダッシュボード、Parseを使って開発したアプリとサードパーティーサービスとの統合を容易にする新しいクラウドモジュール、そしてモバイルアプリの設計や開発をスピードアップする「Bolts」と呼ばれる低レベルコードのライブラリなどを投入してきた。
Parseを利用している有名企業には、生産性アプリのQuipや旅行サイト「Orbitz」を運営するExpediaなどがある。Facebookは同社の主な収入源である広告販売以外のサービスを提供することについて心境が変化したようだ。第4四半期の広告販売は好調だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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