カリフォルニア州バーリンゲームに本拠を置くDouble Roboticsは、テレプレゼンスロボット技術を手がけた初めての企業ではない。だが、電動式の車輪が付いたスタンドの先にAppleのタブレット「iPad」を取り付けるという、比較的安価なアプローチをいち早く採用した企業ではある。
ユーザーはコンピュータを用い、キーボードの入力により、このロボットを遠隔地から操作する。さらにiPadからコンピュータに送信される画像を介して、ロボットの前方の様子を確認することが可能だ。同時に、コンピュータのカメラがユーザーの顔の映像をリアルタイムでロボットのタブレットに送信するため、タブレットを見ている人々と互いに顔を見ながら話ができる。
Double Roboticsは米国時間1月6日、国際家電見本市「CES 2016」で最新版の自社製品を披露した。
これまでのモデルと比べ、最新モデルの「Double 2」は、コードやじゅうたんの端などで床に段差があっても倒れることなく、よりスムーズに進めるようになった。また、ふつうに歩いている人について行ける程度に移動速度が向上したほか、カメラも広角オプションが新たに追加され、ユーザーが同時に見ることが可能な人数が2人から6人になったと、同社の最高経営責任者(CEO)であるDavid Cann氏は述べている。
第1世代の製品は本体価格が2500ドルだったが、付属品を含めると3500ドルにまで上がっていた。一方、今度のDouble 2は付属品込みで3000ドルとなっている。
Double Roboticsでは、今後は仮想現実(VR)技術を利用し、テレプレゼンスロボットのユーザーが3D画像を見られるようにするとともに、音質を向上させたい考えだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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