Appleは米国時間10月8日、新型「iPhone」に搭載されているチップによってバッテリ持続時間が異なるという懸念に対し、指摘されているほど大きな差はないとの見解を示した。
Appleの広報担当者は8日の声明で次のように述べている。「当社での試験や顧客データでは、『iPhone 6s』および『iPhone 6s Plus』の実際のバッテリ持続時間は、コンポーネントの違いを考慮に入れても、2~3%以内の差に収まっている」
今回の声明は、新しいiPhone 6sおよびiPhone 6s Plusに搭載されているプロセッサの違いをめぐってうわさが高まっていたことを受けたものだ。Appleは、9月末に発売した新型iPhoneに、サムスンとTaiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)が製造したチップを採用した。一部ユーザーの報告によると、TSMCのチップを搭載するiPhoneは、サムスンのチップを搭載するiPhoneよりもバッテリの持続時間がはるかに長かったという。
ただしAppleは、これらの試験では同社が設計した「A9」プロセッサを連続で動作させており、現実的な利用状況を反映したものではないと述べた。つまり、平均的なユーザーがスマートフォンで1度に何時間も映画を観たり、インターネットを閲覧したりするなどありそうにないということだ。
「現実的なバッテリ持続時間を計測するには誤解を招く方法だ」とAppleは述べている。
Appleは、どのチップも「素晴らしい性能を発揮するために求められるAppleの最高基準を満たしており、優れたバッテリ持続時間を実現している」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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